つくしの教育－専正学園　つくし幼稚園

つくしの教育

つくし幼稚園は、大谷保育協会のテーマ
「ともに生き、ともに育ち合う保育を実践しよう」
を園生活の場に求めながら、宗教的な雰囲気の中で、
一人一人が自分らしく感性豊かに輝いて欲しいと願っています。

＜　教　育　目　標　＞
「ほとけさまとともに　元気で　心豊かにのびる子」

≪つくし幼稚園の歴史と理念≫
　昭和38年、高度成長期に入り、当市でも幼児数が増加してきました。預かり施設が不足してきたことから小千谷市から保育園開設の要請がありました。
　昔からお寺は「寺子屋」という形で教育、保育にかかわってきたことからこの要請を受け真宗大谷派専正寺27世住職、大瀧淳行が庫裡の一部を改築して、保育園を開園いたしました。
　お寺という環境の中で、春一番に芽を出し大空に向かってすくすく育って欲しい。慈しみの心を大事にしたいと「つくし保育園」の名が付けられました。６年間の保育園から、幼児教育の大切さをかんがみ、昭和44年宗教法人つくし幼稚園に変更、昭和47年に学校法人専正学園つくし幼稚園（昭和46年6月29日認可）として現在に至ります。初代理事長は28世住職大瀧定宏でした。
　当園は「真宗保育」として、文科省認可である社団法人「大谷保育協会」に加盟しています。真の人間教育を願い、テーマ「本願に生き、ともに育ちあう保育」を日々の園生活の営み、出来事に見つめていきます。真宗の教えに基づいた「人間尊重」の精神が背景にあります。
　この精神は、子どもが、そのままにいて安心し、誰もが一緒に乗る事が出来る大きな乗り物です。選んだり拒否をしたり排除したりしないという意味で平等、朋（とも）です。
　真宗保育は「真宗を宗（依りどころ）とする」視点で見たとき、自分の保育の展開が、「人間が人間になる（永遠性や普遍性に気づく）」保育になっているかを問い続けるあり方、他によって問いかえされるあり方なのです。
　人間の間違いに気づいたときに真実が見えるといわれています。
「あるがまんまを、そのままうけいれられ」いのちいっぱいに輝いていきていけるような子どもの世界を実現していくことだと思っています。
　私たちはともすると、絵を上手に描かせたり、歌わせたりする事が保育と思ってしまいますが、真宗保育では、教材を学ばせる（学習させる）のではなく、その活動から生じる育ち、子ども同士の関係やハプニング、大人の言葉かけなど、様々な出あい全てが保育と捉えています。
　こうした生活の中で保育者自身もまた育てられていきます。そこに、総合テーマ「ともに生きともに育ち合う保育」があります。

防災保育にも積極的に取り組んでいます
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大切にしている保育の内容

S I 遊び

思考力・想像力を育てる。みずから考え、みずから気づく子供に。
創造性教育の先駆者J.P.ギルフォード博士の「知的構造（SI)理論に基づく「SI遊び」

①人間として、たくましく生きる力を育てたい。
②豊かな子ども時代を生きられる環境を！
③子どもの”自発性”を土台に。

　思考力を育成する教育は、昭和40年玉川大学教授故伏見猛弥先生によって始められました。昭和52年にはJ.P.ギルフォード博士を会長として知能教育国際学会（ISIE)が結成され、国際的な研究交流が行われています。
　「自ら学ぶ意欲と社会の変化に主体的に対応できる能力を育てる」－新教育要領が求めるテーマを私たちは幼児教育の現場で日々、追求しています。子どもたちのあふれるばかりの活動性と、豊かな知性と感性を育むために、ひとりひとりの可能性をひき出すために、本園は努力しています。　　　　　「ギルフォードSI教育協会」

つくし文庫

絵本に親しむ機会を多く持ちます。毎日読み聞かせををする時間があり、毎週絵本の貸し出しを行lっています。見る、聞く、読む、話し合うなどは幼児期にしか育たないといわれる感性を育みます。3年間で200冊もの絵本を借りて帰ります。先生やお母さんの声を通しての読み聞かせは安心というスキンシップの基、読書の架け橋にもなります。